充実したサボテン園
サボテン仲間のM氏、N氏と長浜市の廣仙園を訪ねました。
温厚な園主さんと、可愛いワンコにお迎えいただき、ご挨拶してから温室へ。
春爛漫の季節です。温室内はサボテンの花が満開。植え替えの済んだサボテ
ンは、新刺を出して元気に生長しています。
①影清(かげきよ・Mammillaria sempervivi var caput-medusae)
これは、真っ白い綿毛をよく吹いています。優品です。
②菊慈童(きくじどう・Mammillaria moelleriana cowperae)
カギ刺のマミラリアです。マミラリア属は、上部に鉢巻き状に花を咲かせます。
③天城(あまぎ・Ferocactus macrodiscus var multiflorus)
基本種の赤城(あかぎ)と似ています。こちらは、花付きがよいです。
④マミラリア・ゴールディ(Mammillaria goldii)
美花です。珍しい実生の大株です。採種用の親木で非売品の札付きです。
園では、自家産種子からの実生苗が大量に栽培されています。
⑤雲峰(うんぽう・Krainzia longifora)
クラインジア属は、薫光殿、麗光殿が有名です。どれも美しい球です。
⑥白斜子(しろななこ・Solisia pectinata)
精巧殿に酷似しています。こちらは、花が頂部から少し下に咲きます。
⑦ダビシー(Echinocereus davisii)
エキノケレウス属の中では小型種。昔から人気があって珍重されています。
⑧黒王丸(こくおうまる・Copiapoa cinerea)
最近、チリーから輸入されたサボテンです。無事、発根している様です。
自生地のアタカマ沙漠にはひと目一万本の大球が生えています。
⑨刈穂玉(かりほぎよく・Ferocactus gracilis)
珍しい黄刺の刈穂玉です。この刺は見事です。
⑩神仙玉(しんせんぎょく・Ferocactus coloratus)
目の覚めるような赤刺、豪刺です。優品。
⑪英冠(えいかん・Echinomastus johnsonii)
北米の栽培困難種と言われるサボテンです。採種用の育成苗で非売品です。
園では北米種が沢山栽培されており、それも訪問者にとっての魅力です。
午前10時半から約2時間、数棟の温室を行ったり来たりしながら、ゆっくり見て
回りました。多品種が栽培され、苗が綺麗に作られているので、心底楽しめま
した。
園主にご無理を言って譲っていただいたマミラリア・ゴールディが開花しました。