市之川鉱山の水晶
所用があって西条市に出向いた序でに、翌日の午前中、市之川鉱山を訪ね
ました。
いよ西条市は水の郷として有名です。ここの湧水は、名水百選に認定されて
います。JR駅前周辺には、「うちぬき」水汲場が数ヶ所ありました。
川の湧水は、水面に無数の輪を作って、川底の石ころが透けて見えました。
いよ西条は、温泉好し!飲み水好し!の街でした。
西条国際ホテルに宿泊。翌日、午前8時に出発。
霊峰・石鎚山(近畿以西の西日本最高峰・標高1982メートル)を仰ぎ見なが
ら市之川鉱山へ。
途中、加茂川の土手に桜の花が咲いていたので停車。
今年はじめて見る桜です。南国は花が早いです。
ここから山に入り、林道を約25分走り、「アンチモンの里」に到着。
曾て、市之川鉱山は、輝安鉱(アンチモンと硫黄からなる鉱物・Sb2S3)の採
掘で世界的に有名でした。
「市之川鉱山跡」の看板がブッシュに包まれています。
此の辺り一帯がズリと思われますが、特に夏はマムシが多いと聞いています。
鉱口跡です。夏は地面が見えないほどに草に被われてしまいます。
以前に、水晶を拾った林に行ってみました。この度は、草が枯れて地面が剥
き出しになっています。
これまで、気付きませんでしたが、ここも、既に、広範囲に掘り返されているの
が分かりました。
やっと出ました。市之川鉱山の水晶です。
透明度がイマイチです。
ぼちぼちです。あまり出ません。
この水晶には、びっくり。
透明度の高い水晶も出るのが分かりました。
このたび、初めて数個を採集しました。
輝安鉱入り水晶や、水入り水晶も出るらしいのですが、今回は拾えませんでし
た。次への期待が膨らむ採集になりました。
午後1時にタイムアップ。山を少しくだったところにある農家の梅林へ。
鶯が囀り、白梅の甘い香りが漂う中で、弁当を美味しく戴くことが出来ました。
感謝。
午後2時半。帰路は、高速道路を次々と乗り継いで、Sさんとルンルン、楽しい
ドライブになりました。