気泡入り(水入り)水晶
以前のブログ「水晶の採集・信州へ」(11月26日)の続きです。
あの日は、採集できる当てがあった訳でもなく、長野県の山を訪ねまし
た。林道が悪路になっていて、途中から車を置いて産地まで歩くことに
なり、午後2時から日暮れが迫る限られた時間の中で、偶然にガマ(晶
洞)が開きました。
不思議なほど、タイミングや運が好かったのだろうと思われます。
山には感謝です。
この山をご案内して戴き、色々教えてくださった鉱師さんには感謝です。
このたびのガマからは、気泡入り水晶の大きなサイズ、そして水入り水
晶も初めて採集することができました。
ご紹介します。
①気泡入り水晶(7.7㎝)再掲示
②気泡入り、平板タイプの水晶(5.7㎝)
③骸晶タイプ(8㎝)こういう形状をした不透明な水晶も多いです
④気泡入り水晶(6㎝)このタイプが一番美しい
⑤気泡入り、多頭(7㎝)大抵が両錐になっています
⑥気泡入り水晶、両錐(5.5㎝)
⑦水入り水晶
調べてみると4ヶありました。動画でなくて済みません。
●矢印の先の丸い気泡が仕切りの中で動きます。(2.2㎝)
●気泡が小さく、ルーペで動くのがやっと視認できました。(2.8㎝)
●気泡が山の形をした仕切りの中で動きます。(2.7㎝)
●気泡が大きく2ミリ、10ミリ移動します。(4.8㎝×3.2㎝)
⑧ガマの主と思われる水晶
サイズが約12センチ。この山で、このサイズが出るとはびっくりです。
⑨同上
頭の部分。鉱化液を被り再結晶したように思われます。
反対側も鉱化液を被り多頭状に再結晶しています。
現在、長野県北部の山は雪に覆われているとの便り。
これらの水晶を眺めていると、山の風景や、そのときの会話や、感動が
思い出されます。雪融けを待って、また訪ねてみたいです。
ご覧いただき有り難うございました。